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発達の4段階 ①

  • 執筆者の写真: Sayuri Sonoda
    Sayuri Sonoda
  • 2024年12月18日
  • 読了時間: 4分

第1段階 0歳〜6歳


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この段階では人間らしくなるために自分の置かれている環境を取り込み、日常生活の活動に興味を示す段階です。我が子が自分の真似をして電話をするふりをしてたり、歩き方が似てる〜って言われたりするのは、子どもが無意識に大人の行動を観察し、自分に取り込んでいるのです。😆

この時期、子どもたちは身体的にも精神的にも自己を構築しています。彼らは体の動かし方にとても興味があり、実生活に基づく活動、つまり日常生活に関連した動作を伴う活動に惹かれます。子どもたちが日常生活で使われる本物の物に触れれば触れるほど、その経験が知識として脳に蓄積されていきます。

この段階は「自分でやらせて」という時期です。ご存知の通り、子どもたちは何でも自分でやりたがります。モンテッソーリ博士は、この時期の子ども達は「Help me to do it myself」と表現しています。


親として、やってあげたい、助けてあげたいという自然な気持ちを抑えるのはなかなか難しく、ましてや時間に余裕がない時など、泣かせてでも手伝ってしまう場面は多々あると思います。けれど、大人は待つ時間を持つべきなのです。辛抱強く、心も体もその場に存在することが求められます。なぜなら、この時期ほど自分のことを自分でやりたい!と思う時期が二度とないということを知っているからです。


え、出来ないって泣いてるのに助けちゃいけないの?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそう単純なことでもないんです。子どもの身体的発達状態を見極めて、例えばジャケットのファスナーをあげることが出来ても、下の留めの部分が難しい場合があります。その場合はそこは(見せながら)お手伝いしてあげて、ファスナーをあげることをやってもらう。というように出来るところまでのお手伝いをしてあげることで、自分で出来ることを増やしてあげることも大人の役目となります。


焦らなくても大丈夫です。いつ助けるべきかを見極めるのは、すぐにできることではありませんが、自然とわかるようになりますよ。


例えば、子どもが助けを求めてきたとき、その瞬間に助けるべきか、少し待ってから助けるべきかを観察することが大事です。その日の子どもの気分によって子どもの状況も違うことも念頭に止めておきましょう。同じ子どもであってもいつ助けるのが良いかを見極める力を養っていきましょう♪


3歳までは、子どもと「一緒にやる」ことが重要であり、「子どものためにやる」でも「子どもに対してやる」でもない、というのが大切なポイントです。

この時期にどう接すべきかについて、モンテッソーリが子どもの代弁をしてくれた言葉があります。なかなか厳しい言葉でしたが、私の心に刺さりました。


「私のためにあなたがしてくれることは、すべて私から奪うことになります」


例えば、子どものために、靴を履かせてあげることは、その子が靴が自分で履けた!という喜びの瞬間を奪うことになります。       


3歳になると、これ何?あれ何?と質問攻めにあって、げんなりする時もあると思います。(人間だもの)この時期は、言語への飢餓の時期とも言われていて、話せるようになった言葉を使いたい!という言語の爆発期を迎えています。なので、言葉を知りたがります。今は、スマホという便利なものが出来てしまったおかげでその知りたい脳の先行きが危ぶまれているような気がしますが、とにかく聞かれたら答えてあげてください。4つ足で歩く動物は全て犬という時期を経て、犬や猫の違いも認識し、牛や馬など郊外に行けば見かける動物も紹介してあげたい時期です。その時に、牛はね、胃袋が4つあるんだよ〜というミニ知識もついでに伝えてあげられると更に喜びますよ♪


子ども自身が問題を解決することが大切です。感情的にならずに、子どものフラストレーションに応じましょう。手を出そうとしても振り払ってくる時期です。せっかくしてあげようと思ったのに。。。と思わずに、何をするにも必ず子どもの許可を得るように心がけましょう。子どものあなたへの信頼度は高まり、自己肯定感も高まっていきますよ♡


 
 
 

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